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TENET テネットのgolgomanのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

特殊部隊に所属している主人公(ジョン・デイビッド・ワシントン)は、ウクライナにあるオペラハウスで発生したテロ事件に乗じて、プルトニウム241の確保を目指す。そこで敵兵に捕まるも、謎の組織に救出され極秘任務を言い渡される。
というお話。

2回観た。
1回観ただけでは全然理解できなかった。
設定もルールも登場人物達の関係性も、全てがいまいち理解できないまま進んでいって気がついたらクライマックス、そんな感じで1回目の鑑賞は終わってしまった。
そして実は2回観た今も7、、6割くらい、いや5割くらいしか理解できてないと思う笑
でも、それでも更にもう一度観たいと思える。理解したい!理解してもっと「おー!!」となりたい。

とりあえず現時点での感想を。
「こんな映画観たことない」これです。本当にこれ。
インターステラー、インセプションと同様、時間の概念が大きなテーマになってる作品だけど、まぁ過去作が比較にならない程難解。それでも惹きつけられる魅力のある映画だった。
なんならもう一回くらいは観に行くつもり。
CMとかでもバンバン流れてるカーチェイスのシーンや、飛行機が建物に突っ込むシーンは圧巻だし、そして映画全体のBGMもかっこいい。IMAXと通常ので観たけど、やっぱりIMAXってすごいんだね。


【順行と逆行】
この映画の核となる時間軸の概念。 
主人公やニール達がメインで活動している時間、これが「順行」。そして回転ドアから入った過去の時間軸、これが「逆行」。
「過去に行く」となると、バック・トゥ・ザ・フューチャーや、ドラえもんのタイムマシーンのように、指定された時間に飛ぶというイメージがあると思うけど、この映画での「過去に行く」は、回転ドアに入った時間・場所から「逆行」していかなくちゃいけないという事。
つまり、「20年前の同月同日同時間に行きたい」ってなったら、回転ドアに入ってから20年間逆行しつづけなきゃいけないと言うこと。20年かかるわけだ。なので時間と時間をつなぐワープではなく、戻りたい時間分、逆方向に歩き続けるってイメージ。
これがこの映画の中の時間の考え方。

【この映画のストーリーと「未来人」の目的】
環境破壊が進んで、人間が生きていける環境じゃなくなってきたので「これはヤバい!」となった未来人は過去に逃げちゃおう!でも時間を逆行しても、息吸えないし色々大変だね。。。いっその事時間の流れを逆にしちゃおっか?という感じ。だと思う。
時間の流れを逆にする。つまり過去に戻るため逆行しなきゃいけない自分達の時間軸を「順行」にして、過去人の時間を逆行にしちゃうって事。
、、、これ理解するのにも結構時間かかりました。難解すぎ。面白いけど。


以下メモ
・回転ドアで逆行世界に入ったけど、すぐに酸素マスクしないで平気なのはなんで?なんか外に出たタイミングでマスク付けてたけど、あの建物の中はまだ付けなくて平気って事なのか?

・カーチェイスのシーン。ド迫力で見応えありまくりだけど、2回観ても未だに何が起こってるのかを完全に理解できていない。。。

・主人公に名前が無いのはなんでだっけ?観客が主人公目線になれるように的なこと?ドラクエ5的な?

・名もなき男役がデンゼル・ワシントンの息子さんて事も驚いたけど、アイブス役の俳優(アーロン・テイラー=ジョンソン)が、キック・アスの主演の彼だって事のがビックリした。逞しくなり過ぎ笑

・現行と逆行の主人公が対峙するシーンあったけど、「対消滅」しなかったのは何故?そういう可能性があるってだけの話だっけ?

・例えば一年前の過去に逆行する場合は、一年という時間をかけて時間を逆行していくので、それはつまり年齢も一年歳を取るって事なんだろうけど、でも時間を逆行してるんだから、若返るのが正しい気がしてしまう。いわゆるタイムマシン的なやつは、順行する時間の中でジャンプするって考え方なので歳を取らないってのは理解できるんだけど。。。どーなんだろ。

・結局「TENET」ってなんなんだっけ?

色々まだ理解できてない部分多いので、また観に行く!
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