2020年9月4本目
2020年通算50本目
MOVIX京都で鑑賞
順行する世界と、それに逆行する(逆再生される)世界が同時並列として進む世界。
大きなベクトルは同じ方向に向かうものの、両側面のどちらに身を置くかで
打たれた銃痕から弾丸が戻る、
爆破された瓦礫が元に戻ることで巻き込まれる、などなど正に「思考が追いつかない」作品。
しかしその斬新さゆえに、
未知の体験が本作のウリのひとつ。
サマータイムマシンブルースや
時をかける少女のように、
「わかりやすいタイムスリップもの」
とも一筋も二筋も異なるその世界観に酔いしれる一作。
この登場人物は果たしていつの時間軸を生きているのか?
死んだはずの彼は最後にはなぜ生きているのか?
目先の時間軸だけではない、
対極的な視点が必要。
そして考察が止まらない。
もう一度見に行っても、
果たして正しく理解できるのかどうか。
しかしそれだけ作品の奥深さ、
思考実験の連続性にあなたを引き摺り込むことと思います。
これBlu-ray出たら買って何度も見直すレベル!
刮目せよ!!