りょうすけ

TENET テネットのりょうすけのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.8
9/18 TOHOシネマズ宇都宮
10/6 ユナイテッドシネマ前橋
10/18 グランドシネマサンシャイン IMAXレーザーGT スコア4.0

良かった点に関しては僕よりもいいレビューがたくさんあると思うので、自分が気に入らなかった点を書こうと思う。

1、額縁上映
本作はIMAXで観て初めて観たことになると言われたら何も言えないが、額縁上映にはイライラした。「ダンケルク」の4DXを観た時もだが、すべてのスクリーンをシネスコにするくらいの気持ちを持っているならUC前橋さんもうちょっと頑張って

2、ハンス・ジマー
本作は珍しくH・ジマー作曲による音楽が流れないそのためか、いつもより音楽が陳腐に感じる。ノーラン祭りで上映された4作品のような感動はなかった。

3、腑に落ちない
いくつか腑に落ちない点があったが、1回目のなので2回目以降で確認してから記そうと思う。

いずれにしてもノーラン祭り4作品に比べると劣る作品ではあった。映画的には面白かったし全く飽きはしなかったが、ノーランが撮っていなかったらここまでの評価になっている作品ではないだろう。

まぁ、今まで時間を作品のテーマとして扱ってきたノーランの集大成の様には感じた。次回はこのテーマじゃないのかも?

またIMAXレーザーGTなどで鑑賞してから追記します。

(追記)
IMAXレーザーGT版を鑑賞してきました。前回の鑑賞よりずっと面白かったです。

おそらくノーランが一番最適の鑑賞環境と思っているフルサイズのIMAXで鑑賞することで、通常では見えないところが見えたり、通常版では気づかなかったところに気づけたので大変満足です。

しかし、ノーラン祭りの4作品に及びはしませんでした。原因を考えてみると、やはり音楽にあるように感じました。

H・ジマーのあの音楽とノーランの独特な世界観が絶妙にマッチしていたとしか言いようがありません。そして、予告にはわざとのように「デューン 砂の惑星」の予告が...

そして、ラストに原因があることにも気づきました。あの4作品は余韻を持たせるだけでなく、我々の〇〇が反り立つようなラストで終わりましたが、本作はなんとも言い難い地味な感じで幕を閉じます。そこが1番の原因のような気がします。

次観られるのはいつになるか分からないので、まだフルサイズバージョンを鑑賞していない方には是非鑑賞していただきたいです。まだ、あなたの知らない「TENET」の世界があるはず...
りょうすけ

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