じょり

TENET テネットのじょりのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

①制作サイドも大半はワケ分からないまま撮影終了の打ち上げ度 推定40〜80%
②ウイットのないあー言えばこー言う会話もダラダラ続けばしんどいだけ度 0.07…いや50%
③クルクルッと船の手すりに頭ゴチ〜ン♪が本作ベスト効果音度 14%

シアターで考えずに感じてきた結果、無機質なサウンド・ニール役の絶妙なバランス・チョイ役でも持っていく安定のM.ケインを見届けられたことが収穫でした。点と点が線になる謎が解ける瞬間もヨッシャー!みたいな。ただし…
分からないなりにも『裏切りのサーカス』のようにムードだけで目が離せなくなるテイストがほしかったし、同監督なら緑の畑が象徴的だった家族愛至上主義な『インターステラー』の方が庶民としてアツくなったのを考えると、本作はアイデアの表現に重点が置かれすぎて他が多少なおざりに感じました。補足のための説明的なセリフが多すぎてありきたりなドラマパートとなり途中でダレて、せっかく売りの実写撮影が本編とは別の特典映像みたいに…小説じゃなく映画なんだからセリフを抑えて視覚で分かる作り方を求めてしまいました。それに子供への愛と彼女のやってることが飛躍しすぎてどうにも繋がらず、垢抜けないバトルも…ぶつぶつ。
じょり

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