「なるほどわからん」
内容が難しいことは重々承知で見たけどそれでも理解が追い付かない、という人が続出していることも知った上で覚悟してみたけれど難しい。
ひとつのテーマとされる時間の「逆行」現象に関する設定やトリックだけが難しいのではなく、そもそもストーリーが難解であり、今は誰と戦って何故ここにいるの?さっきのあれは誰なの?これはなんなの?という疑問が次から次へと出てくる。ゆえに置いてきぼりを感じる。しっかりストーリーを見てても途中で振り落とされる笑
しかし、あらすじ解説を読めば、80%くらいまでは「あ~、そういうことか」と理解・納得のできる内容なので、モヤっとしてる人は記憶が鮮明なうちにネットで探すのをおすすめします。
時間を逆行するという新しい設定と演出は、タイムリープやタイムループ作品が好きな人には新鮮でもあり好みのジャンルでもありで、ストーリーの難解さを抜きにすればハマると思う。
ただ、呼吸の設定や炎の設定は、作中で活かしきれないのならば無理に詰め込まなくて良かったのでは。
協力者ニールの背景や、TENETの言葉に込められた意味、モチーフとなった回文など、読み込めば読み込むほど、練られまくった脚本を評価せざるを得ない内容だった。