このレビューはネタバレを含みます
この手の映画を観るときは、コンディションが重要だと思います。その点、今回は失敗でした。
というのも、映画を観る前に路地裏のイケてるビストロへ行き、牛タンシチューがたっぷりかかった大盛りオムライスを完食してしまったからです。
頭がいい感じにボーッとしてきて、眠りに落ちる一歩手前で、映画を観始めてしまいました。
序盤は結構のめり込めたのですが、設定や登場人物が増えてきたあたりで、一瞬だけ映画を理解することを放棄してしまいました。そしたら、よくわからなくなりました。
敵が主人公に「お前らは戦う理由も分からないまま戦うのだ」的なこと言ってましたが、私は心の中で「ほんまそれな」と言いました。それほどストーリーについていけませんでした。
ついていけないなりに、まあまあ面白い作品でしたが、登場人物の〝動機〟が曖昧だと思いました。命をかけて何かに挑むのであれば、それほどの理由や見返りが必要だと思います。
セイターの手下は、指示を受けアルゴリズムを発動させようとしますが、彼の見返りは何だったのでしょうか。
そもそも危険なミッションの上に、自分も大切な人も死んでしまう。死ぬから報酬もなし。まぁセイターに騙されてたのかもしれないけど。
何度かある作戦時にも、結構な人数が動員されてたけど、これみんな理解して動いているのかなぁとも思いました。