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TENET テネットのmayumayuのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.8
夫も観たいという事で、都合がつく日を探していたら今日になってしまいましたが、IMAXでやっと見てきました。

結局なんの予習もせずに劇場へ。
2時間半があっという間だったから、決してつまらない訳じゃなかったと思うけれど、清々しいまでにわからない部分はわからないまま終わりました。
世界を救うためにアルゴリズムの部品をある期限までに回収しようとしているくらいはざっくりわかりましたし、パラパラと散りばめられている布石は拾えるのですが、一回の視聴で自らの力だけで全てを回収するのはやはり無理ですね。
パンフレットだけは娘と映画館に行った際に買ってあったので、帰宅後読んでいくつか腑におちた点もあり。
だけど、ある重要人物の死は帰宅後にやっと悲しく思うことができました。それってちょっとどうなんだろうねー。
IMAXで見てよかったし、映像はすごかったし、パンフレットの解説を読んで面白いとも思ったけど、再視聴は次は家でいいかな。メメントも封切りの時にかなり話題になって、見に行ったけれど、見た後似たような気持ちだったように思う。
逆行映像は本当に凄かったです。ただ、今の感じだと面白いアクション映画にプラスアルファで時間軸の謎がついた、くらいで、やはりインターステラーとか、マトリックスとかの方が自分の映画視聴歴の衝撃度は上でした。
私はロバート・パティンソンはハリポタのセドリック以来で、少し歳とっていい俳優さんになりましたね。イタリアやインド、豪華な船、ヨットセーリングなどの映像もきれい。ケネス・ブラナー、怖すぎて最初彼だとわからなかった💦エリザベス・デビッキ美しかったけど、007みたいに「僕は女性に弱いから」っていうキャラでもないのに、一見さんに等しい彼女に主人公があれだけ思い入れるのはやや違和感かな。ジョン・デビッド・ワシントンはやはりブラッククランズマン見てみたいな。
二回目見たらまた評価が変わるのかもしれません。またいつか見たいと思います。でも、ノーランの作品はこれからも気になり続ける事でしょう。

TENETのパンフレットの最初に、監督のメッセージが載っていて、感動しました。
「この危機を乗り越えた時、人びとの集まりたいという思いや、ともに生き、愛し、笑い、泣きたいという願いは、かつてないほど強くなるだろう。(中略)だから、私たちには映画が必要なのだ。」
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