保護活動家の努力も映るが、それが霞むくらいひたすら苦しいドキュメンタリーだった。
あの環境を見ても尚、犬肉を食す気持ちになる人の気が知れないが、そんな人がいるから犬肉ビジネスが成り立っているんだろう。
何肉を食すも個人的には、人間も生き物である以上食物連鎖の一員であると考えるので、良いか悪いかとかの次元にないと思いつつ、問題なのはその量とやり方ではないだろうか。
とはいえ、日常的に食している牛豚鶏をはじめ、様々な食物がどの様にして自分の口へと入るのか、何となく知っているつもりでも、考えた事すらなく背景を何も知らないという事は多い。
全てを知るには流石に限界があるだろうし、あのドキュメンタリーに出てきた犬肉を愛する一部の人達のように、知らずの内に自分が残酷な事実の片棒を担いでいるかもしれない。
とても複雑な問題だ。
