御朱印帳

イップ・マン 完結の御朱印帳のレビュー・感想・評価

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
3.3
舞台は1964年のサンフランシスコから。

当時のアジア系に対する差別意識、中国系がアメリカで市民権を得るまでの生き様など歴史やサンフランシスコの中華街を背景に、イップマンとブルースリーとの姉弟関係、思春期における父子関係の葛藤、中華総会会長ワンとの武人同士通じる見えない信頼関係、イップマンとワンの娘ルオナンとの信頼関係など人間関係を張り巡らす。

そして、アメリカで既に市民権を得ていたアメリカ人の空手と太極拳など中国武術との対戦、イップマンからブルースリーに継承される哲学が描かれ、アクション香港映画ではあるが、中国武術を通じて多くのことを重層的に伝えている。

これもイップマンという人物の語り継がれる高度な次元に達した武術や人格によるもの。

wikiによれば、海兵隊には、空手、中国武術、レスリングなどを取り入れたマーシャルアーツプログラムがあるらしい。

ルオナン役が胸キュン。スクリーンデビューだつたみたい。
年代により見方は異なると思われるので、若い方は10年後位に見直しても良い。
中国語圏で大ヒットとなつたのは頷ける。
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