シリーズ4作目。タイトル通り最終作。
時代は1964年。がんを宣告されたイップ・マン。
反抗期の息子の学校を探すために、香港からサンフランシスコに渡るのだが…という話。
舞台はアメリカへ。
これまでのシリーズではチラホラと出ていた弟子のブルース・リーもやや出番が多め。
チャイナタウンの総会長にアメリカの学校に提出する推薦状をもらいたいのだけど、西洋人に功夫を教えるブルース・リーのことが気に入らなくて突っぱねられるイップ師匠。
ストーリーのもう一つの軸は中国拳法を軍隊の訓練に取り入れたいと考える中国系の軍人と、それを許さない上官軍人の話。
功夫はダメだけど空手は良いんだ…というのは不思議な感じ。
あの人なら空手だってアジア系だから差別しそうなものだけどな。
差別する者される者。
差別される側の中国系移民もアメリカ人を拒絶していてはいけないと考えるイップ師匠ですがはてさて…。
4作も追いかけていればイップ師匠への思い入れも高まっていて、そして最終作ということで熱い気持ちを持って見届けました。
いやぁ良かったです。
おもしろいシリーズでした。
しかし長男はどこへ…(ボソッ)