親戚から預かった6歳児を育てる独身アラサー男子の物語。
途中で出てくる主人公の妄想の描写などはクスッと笑えた。
「親になったら強くなると思ったけど、弱いままなんだな」という旨の発言が印象的。
仕事だけでも大変なのに、仕事+子育てを同時並行で行うことがいかに大変か考える機会にもなった。
他方で、妄想ダンスや、園児が脱走する幼稚園の管理の甘さ、仕事現場の仲間が仕事放り出して子どもの捜索をしたり、プライベートの都合で依頼した数日後に管理職が異動できるなど、現実的でないことが多いのは、真面目に映画を受け止めるテンションではなくなってくる。
話やテーマ、出演する俳優陣は凄く豪華な分、そこにばかり視聴者の関心を持っていかれている制作陣はどうかなと感じる部分あり。
すごく好きだったのだが、全体的にトーンや演出がチープな感じがして好みでなかったので2.0点にしました。