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うさぎドロップのtheocatsのレビュー・感想・評価

うさぎドロップ(2011年製作の映画)
2.6
ネタバレ
細部に二三あるも全体的にはそこそこ纏まり

・幼児二人が失踪した時、職場ラインの人間が総出で探しに飛び出すのはおかしい。
・そのライン仕事もベルトコンベアの荷物を手送りするだけなんてありえない。
・綾野剛が幼児いたずらの変質者ではなく桐谷美鈴の恋人なのはおかしい。

特に気になったのはそのくらい。


原作は知らないけれど女子漫画家作品ということで夢見がちファンタジックな内容と推察されるが、男性脚本家と男性監督で現実性が適度に織り込まれたのではなかろうか。
この点原作を知る視聴者がどういう反応なのか後で調べてみたい。

ヒロイン子役の芦田愛菜は安定感ある且つ自然な演技と思われ。それにまぁ可愛いよね。
主役男子松山ケンイチもにわか父親を無難に好演と言ってよさそう。

最初は子供の存在を訝っていた身内たちも徐々に子供に馴染み、子供も懐きとその点はこちらも安堵。

しかし、子供失踪時に突如現れた綾野剛は変質者という雰囲気を意図的に演出していたと思われるが、それが何でもなく桐谷美鈴の恋人なんてひっかけが過ぎるね。と苦笑する。

香里奈との恋の進展は中途半端になってしまったが、上手くいきそうな余韻を残してのエンドということでまぁよいかなと。

凄く面白いということはないが、そこそこまあまあ楽しめる作品。

総評2.5の大甘三ツ星 ポジな印象が若干勝ったので

012009
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