このレビューはネタバレを含みます
たった一夜の出来事が取り返しのつかない傷となる。
だけどその夜があったから子供達は暴力から守られた。。
ほんとにもう
ここまで深い傷は対処不能かも。
15年、家族は苦しみ抜いた。
長男。嫁に思わず手が出たときはこっちまで震えてきた。暴力は弱い人ほど連鎖してしまうのか。
次男。一番冷静に見えるが心は事件を整理しきれない。
運転手の行動がトリガーとなった二人の乱闘はそれぞれの見てはいけないものを見てしまった気まずさで、張りつめていたものが一気に涙となって溢れ出ていた。
(´Д`)ハァ…重い。
ラスト次男の表情で、決して戻らない時間を想う。
自由に生きるとは
心が解放される、の意もあるのだろう
過去は簡単に清算できないが、家族が想い合おうとしている過程を得て、まだまだ遠い自由への可能性を感じていました。
温かかったです。