母親は子供を守った。
そして15年たった子どもたちは幸せに生きているかというと
何故かそれぞれが重たいものを背負ったままだった。
その背負った重たいものとは何だったのか。
あの晩に「これであんた達は生きたいように生きれる」
という母が放った言葉だったように思えてならなかった。
生きたいように生きなければならなくなった
なりたいものにならねばいけなくなった。
でも、生きたいように生きれていない
なりたいものになれない子どもたちを見ると
切なくてたまらなかった。
母親も同時に幸せで自由になってくれないと
子供たちも幸せにはなれない。
彼らはその時をずっと待っていたのかもしれない。
人が人を救い、救われるのを見て涙が出た。
田中裕子さんの演技を久々に見れてよかった〜。