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ひとよのetcetranのレビュー・感想・評価

ひとよ(2019年製作の映画)
4.6
母親は子供を守った。

そして15年たった子どもたちは幸せに生きているかというと
何故かそれぞれが重たいものを背負ったままだった。
その背負った重たいものとは何だったのか。
あの晩に「これであんた達は生きたいように生きれる」
という母が放った言葉だったように思えてならなかった。

生きたいように生きなければならなくなった
なりたいものにならねばいけなくなった。

でも、生きたいように生きれていない
なりたいものになれない子どもたちを見ると
切なくてたまらなかった。

母親も同時に幸せで自由になってくれないと
子供たちも幸せにはなれない。
彼らはその時をずっと待っていたのかもしれない。

人が人を救い、救われるのを見て涙が出た。
田中裕子さんの演技を久々に見れてよかった〜。
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