ひとよのkzykzyのネタバレレビュー・内容・結末

子ども達に虐待するひどい父親を殺した母親。
その刑を終えて出所した母親を迎える子ども達の反応が全てを物語っていた。

父親がいなくなった事で自由になり、未来が見えたはずなのに上手くいかない子ども達。

自分がした事が間違ってると言わない、自分がぶれたら子ども達が迷子になると言った母親の覚悟。

憎んでも憎みきれず、母親への愛情は変わらずあるからこそ、もどかしく、
誰の立場の感情も分かるから見ていて苦しかった。

ゆうちゃんが記事に書いていた［擬似家族］という言葉は、みんな本心を言わずに家族ごっこの様に感じていたけど、最後は本音を言い合った事で本当の家族になれたと感じたからデータを削除できたのかな。

とにかく、演者さん達の演技が素晴らしかった。