ひとよのsakubellのネタバレレビュー・内容・結末

んんん…これは共感しにくい映画だったなぁ。

子供に怪我をさせるほどの激しい暴力をふるう父親。子供たちを守るために父親を殺害する母親。
それだけでもう仕方ない、極限の状況というか、少なくともその時はそれしか道が無かったんじゃないのかな。
理想を言えば他の方法もあっただろうが、私が子供の立場だったなら、自分のために罪を犯した母にただただ申し訳なく、帰ってきたときにあんな態度はできない。(娘は喜んでる態度ではあったけど)
そしてせっかく与えられた自由も、なんだかんだと言い訳つけて、３人が３人とも夢を叶えられていない。夢を叶えられていなくとも、今の状況を幸せに感じているならまだしも、その状況を母親のせいにしている。

とは言え、この母親もなかなか意味不明なことをやりだするので、正直ついていけない。
田中裕子さんはさすがの演技力ではあるけど。

さらにはタクシー会社の新入りがまた、こちらがドン引くほどの息子とのエピソード。
いろいろ盛り込みすぎて疲れる。

自分の気持ちに正直で楽しそうにケラケラ笑う娘と、なんだかんだと実は愛情深い長男嫁は、ホッとさせてくれる存在。