のめり込んだ。
まず、タイトルがいくつか解釈できる表記になっているが、結局どちらにも関連する。
“自分にとって大切な夜でも、他人にはどうでもいいことでしかない“
自分にとって節目となる出来事も、自分以外の“ひと“にとっては特別な意味などなんら持たない。
それぞれの登場人物の抱える葛藤や苦しみがひしひしと伝わるのに“他人“とは決してその苦しみを共有することさえできず、それぞれがひとりでヒリヒリした心のざわつきを抑えきれずもがき苦しむ。
しかしそのどれにも思いを馳せ、その気持ちに触れることができたときの堰を切る思い。
なんだか、“特別な“映画に出会ったと改めて思った。
