riesz77

ひとよのriesz77のネタバレレビュー・内容・結末

ひとよ(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

待望の映画。おもしろかったけど、期待値を上げすぎた。役者陣は好きな人ばかりだったので、その点ではかなり満足。

小説が原作だからなのか、2時間枠にむりやり詰め込んだような映画で、特に港の場面では、都合の良すぎる展開に違和感を覚えた。演じるために用意されたセットのように思えて、そこが残念。

3兄妹それぞれのキャラクターが個性的でおもしろい。そして父親を殺した母親が15年後に帰ってくるところからの話がメインで、3兄妹の変化が見ていておもしろい。

父を殺した母のせいで。
父を殺した母のおかげで。

3兄妹のこれまでの人生を想像してしまうくらい、あらすじにも役者陣にも魅かれるものがあった。母もすごく変わり者だが、ブレることなく、己を貫く。もしそうじゃないと、子供たちが迷子になってしまう。たしかにその通りだ。子供たちがそれぞれ立派に生きているのは、この母親ありきだなと。設定がおもしろい!原作を買いました。まだ読めてないけど、おもしろそう!
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