がんつ

ひとよのがんつのレビュー・感想・評価

ひとよ(2019年製作の映画)
4.3
《内容》
暴力夫を殺した母親が15年ぶりに
帰ってきた。その家族を長男・長女
・次男の目線から描いた映画🎦

《感想》
父親を殺した母親を“信じ続ける長女”、“恨み続ける次男”、“気持ちがわからない長男”の3者視点から描いています。マジでもう大好きです...‼️

2019年は、白石和彌監督作品の「凪待ち」が公開されて、本作も公開されました。私は勝手に2019年を【奇跡の年】だと思っています。笑

NHKで放送されたスイッチインタビューにて白石和彌監督が「完全に悪、完全に善の人間はいない」と言っていた通り、本作で描かれているのは“ 人を殺した優しいお母さん ”です。
だからこそ、3人の意見が対立することも非常にわかります。特に長男(鈴木亮平)の立場・気持ちは痛いくらいに伝わってきます...😭

あまりに良かったので原作本(原作舞台をノベライズしたもの)を読んだのですが、ラストは映画オリジナルなんですね!
あの胸の内を曝け出すシーンがオリジナルなんて、白石和彌はやっぱり天才ですわ✋笑

本作は本当に、素晴らしいものでした!

21 / 1,000
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