りょっぴ

スケアリーストーリーズ 怖い本のりょっぴのレビュー・感想・評価

3.4
主人公にしてあげる。とびきり怖いお話の。

何年か前に映画館で予告を見て気になってたけど、結局行かなかった作品。
なに見ようかと色々探してたら出てきたので、これを機に視聴👀

本作の原作となる児童書は、実際の事件を彷彿とさせる描写を取り入れている禍々しさで、不気味な挿絵を見た大人から苦情が殺到してしまい、全米の図書館では置けなくなったというエピソードがあるほど怖い本らしい📖

本作は、小さな短編の怖い話がいくつかあって、それらを含めて大枠の大きな話になってるって感じの構成👻
海外の児童書の怖い話っぽいなと感じるところがたくさんあって、海外の子供たちはこーいうお話が怖いのか〜とか思いながら見るのが楽しかった😁

青春✖️おとぎ話、青春✖️ホラーをしっかりやってる感じがして、学校でも冴えないステラと友人たちが驚異の怪現象を調べ、立ち向かう姿が児童書らしくもありワクワクさせてくれた🏫
子供たちを脅かすクリーチャーも良い感じに気持ち悪くて、途中からモンパニ映画かな?って思った🦖

本に物語が描かれてそれが現実になるってところも個人的にすごく好きな展開で、ただステラが小説家目指してるってところでめちゃくちゃ序盤でオチまで見えてしまった感じがした😂

でもオチの全てを予想できた訳ではなくて、え児童書なのにそーいう終わり方するんだ、ってちょっと意外な終わり方するので必見です🙋‍♂️

時代背景もすごく面白さを出してるなと思って、会話とかに「ニクソン」や「ベトナム戦争」というワードが出てきたり、それを思わせることが多々出てくる。
「ベトナム戦争」は「ニクソン」が大統領になったことで拡大していきます。
つまりトニーやラモンは「ベトナム戦争」の徴兵に巻き込まれた世代であり、作中ラストで徴兵されたラモンがステラと再会できる可能性は…

結局のところお化けやクリーチャーより人間のが怖いってことですね🙄
りょっぴ

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