ドンチードル

スケアリーストーリーズ 怖い本のドンチードルのレビュー・感想・評価

3.5
悪くないんだけどもっと怖くできたんじゃないかと思う。一つ明確に思ったのは、想像を掻き立てる怖さがない。でも物語ごとに種類の違う怖さなのは良いね。

ドラマパートはまあまあ、ホラーのおまけとしては全然見れる。綺麗にまとまってるし

映像と音には面白みがなかった。ジェームズ・ワン見まくってたから、彼がやっぱりビックバジェットのアクションを任せられるくらい凄い監督なんだなって思った

以下ネタバレします








レッドルームとバラバラ死体の話で事前に元ネタとなる出来事が語られるのは、必要なんだけど、口頭で語られるとあまり怖くない。拷問くらいなら口頭で語られるだけでもそれが後に現実になると想像するのが怖いけど、悪夢やトラウマが語られても、その話からこちらが想像するイメージと実際に映される映像であまり怖さが変わらない(あのおばさんは直前まで予告されてないし気持ち悪いけど)。悪夢の一部を導入として視覚的に見せて、その後で悪夢の結末を見せるとか、バラバラ死体を予め見せて、それが本ではどうなるかを想像させる、とかの方が怖いと思う。少なくとも、直前に来るとわかっていてそのまま来ると、あまり怖くない。あとサラの最後の動きがダサい