1968年のアメリカ。地味な少女と友人たちがいわくつきの廃墟に忍び込み、とある本を持ち出してしまう。その本は自ら物語を書き、そのとおりに人が消えていく…
アメリカで実際に出版された本を実写化したホラー映画です。怖さは控えめですが、原作の挿絵を忠実に再現したというおどろおどろしいクリーチャーの造形がナイスでした。まん丸おばさんがお気に入りです。
お話はITのようなジュブナイルもの。流れはベタっちゃベタですが、少年少女の冒険や成長と恐怖描写、本に隠された謎を追うストーリーがほどよくマッチしていて面白かったです。ベトナム戦争を風刺したような描写や時代を感じさせる悲しい背景も印象的。
グロもなく怖さも控えめなのでかなり観やすいホラー映画でした。ホラー映画入門にちょうど良さそう。ぜひ。