ユウコリリーナ

デッド・ドント・ダイのユウコリリーナのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
3.7
ジム・ジャームッシュによる、淡々としたゾンビ映画。
ゾンビものとはいえパニック描写はほぼなく「うわーたくさんいるなあ」程度の感覚。
こんな淡々としたゾンビ映画は初めて見た笑

前半はまったり、中盤以降はその空気を引きずりつつも超展開で「???」となるけど
それも含めて流れに身を任せるほうが楽しめると思う
色んな映画の小ネタが挟まれてるので、わかるとちょっとクスッとなるところもあり
逆にこういう空気が無理だと退屈でしかないかもw

それにしてもアダム・ドライバーくんは「パターソン」も良かったし、この監督の世界観と相性が良いなあ。
ティルダ・スウィントン様は相変わらずこの世ならざる美しさ✨
刀を振り回すお姿がとても麗しく、最後も「まあティルダ様だもんね」と納得してしまう(無理やりではあるけど)。

あとテーマ曲が耳に残るし何度も流れるので、サントラが欲しくなる罠笑
のどかなカントリーミュージックとちょっとアレな歌詞のギャップが良くて好き。

怖いものが苦手な人でも安心して(?)見られるゾンビ映画です。