極度のビビりでゾンビ映画が嫌いでも
心の底から楽しめて腹の底から笑えた
あんなに序盤から「これは作り物である」
と主張し続けたにも関わらずスベらず薄ら寒い展開にもならなかったのは
間違いなくジム・ジャームッシュの素敵ないい加減さと
俳優の方々の演技や空気感のおかげだろうな…
アダム・ドライバーの主演と思えないセリフの少なさも良かった
個人的には再び剣捌きを見られたのも嬉しかったし
カイロレンからは想像できない豪快なフルスイングも最高
そして今まで主人公の周りの小さな世界で特に何も起きない映画を作り続けてきた人が
あそこまで大きなスケールで何もかもを起こしてきたのも大変に面白かった
あそこまで真顔で笑かしにくると思わなかった
そして随所に織り込まれた現代の
色々なものや人に対するアンチテーゼを
ゾンビを使って訴えていたのも痛快！
最高にかっこよくて気持ちの良い映画だった
逃げた孤児院の子供たちの行方だけ知りたい
