起業した会社が倒産し、逃げるように故郷の帯広に戻ってきた主人公の学(まなぶ)。気がついたら兄や母に会いに来ていたと学は言いましたが、確かにそんな風に見えました。
逃げてきたと言うことも嘘ではないで…
このレビューはネタバレを含みます
好きな映画なのでDVD購入して何年振りに再鑑賞。冒頭から惹きつけられる、北海道の厳しい自然、ばんえい競馬場、厩舎、そこで生きる人たちの描写、どのシーンも静かだけど痺れる風景と俳優陣。静かだけど熱くも…
>>続きを読むFILMAGAフィルマガのライターが
平成NO.1映画(邦画)を挙げております。
僕は根岸吉太郎監督の『雪に願うこと』を挙げました。
何度でもこの人たちに会いたくなるのです。
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1万…
地味というよりか、オーソドックスにシンプルに力強い邦画を久しぶりに見た気がしましたね・・・地方が舞台ってこともありますが、この再生の物語には文句の付けようがない。
浮き足立って都会で束の間の成功を…
湯布院映画祭。今年は佐藤浩市特集。佐藤浩市をゲストに迎えて。観客も多い。
「あ、春」に続いて「雪に願うこと」。いい監督に使われる俳優だなと。確かにシンポジウムでの話も深い。そして面白い。演技と映画…
名前しか知らなかったばんえい競馬に終盤手に汗を握らせられる。
白い息や湯気が映しだす生命の証、体温の証。
消えたり現れたりするということができれば実は僕らの人生はものすごく生き易くなるに違いない。
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東京で事業に失敗した男が故郷に戻ってきて兄と一緒に生活して再生していく、って聞くとよくある話じゃんってなるが、まさによくある話なのである。
でもそんなよくある話を丁寧に演出すると、アラ不思議、こんな…