【映画祭の賞はアテにならない】
根岸吉太郎監督作品。
2005年の東京国際映画祭で作品賞(グランプリ)・監督賞・主演男優賞・観客賞をとったという映画。
北海道帯広のばんえい競馬。そこで馬の世話の仕事をしている兄(佐藤浩市)のところに、東京に出て会社を経営しているはずの弟(伊勢谷友介)が訪ねてくる・・・。
ばんえい競馬の様子が珍しいが、ほかの設定や展開はきわめてありきたりだし、特にこれといった取り柄もなく、なんでこういう映画が賞をとったのか理解に苦しむ。映画祭の賞はアテにならないという私の持論を証明してくれる映画。
馬の世話をもう少し丁寧に描いていたらまだマシな作品になっていたと思うが。