ねむたろう

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのねむたろうのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

楽しんで見ることができた。割に短い時間で見れるのも良い。
 
自分を含め、この作品を見るようなミステリー好きな向きは、「この爺さんは本当のオスカル・ブラックではないだろう。本物は誰?」「密室トリックは何?斬新だろうか」「どんでん返しのネタは何?」という着眼で鑑賞していくのではないだろうか。

その意味では、それぞれのクエスチョンは良い感じに解決され、楽しませてくれたように思う。
特に、主人公が、文学に純粋であり、金など問題にせず敵を討つといった展開はとても好みで良かった。

個人的に微妙に引っかかるのは、無用な巻き添えを食ったように見える白いドレスの女性。
回復したような描写でもあれば気持ち的にはすっきり。