kumakuma

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのkumakumaのレビュー・感想・評価

3.8
世界ベストセラー小説「デダリュス」三部作の完結編の世界同時発売に際して各国の翻訳家9人を出版社が採用する。
外部に内容を一切流出させないため、翻訳家たちを監禁し、外部との接触やネットを禁止され、1日決まったページ数を翻訳を進めさせる。

出版社代表に突然、金を払わないとデダリュスの内容をネットにあげるという脅迫メールが届く。
翻訳家たちに犯人がいると疑い、翻訳家同士で疑い、争いはじめる。

ミスリードもあり、予想を裏切るどんでん返しですっきり。
105分でみやすいミステリーとして良作。

翻訳家たちの素性や人間性がやや薄くて、感情移入もできない。誰が犯人か分からなく、疑って客観視できたから逆にいいものなか。。。
展開は面白かったが内容が薄く感じた気もしなくない。
kumakuma

kumakuma