寝るのだいじ

9人の翻訳家 囚われたベストセラーの寝るのだいじのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

翻訳家は本が売れても名前は出ないし印税も入らない、しかも世界同時発売の為に各国の翻訳者が缶詰。この不条理を覆したい話。

いや、名前ちゃんと出るしお収入も得られる職なのに?というリアルな疑問で、序盤から萎えてしまった。

著名な著者ではなく、心から文学を愛し才能ある若者もきちんと評価されるべきと考え、その機会作りにスケボー青年をゴーストライターとして自身の名前を貸した大御所は素敵だった。

集まった9人の翻訳家が、監禁主にバレないように様々な言語でやり取りしていて、語学に精通すると便利だなぁと感心した。