中盤あたりまで、展開が早すぎて、え、何が起きてる?という置いてけぼり感はあったものの、ラスト20分くらいは口ポカーンで、そうきたかー!と!
作中のローズマリーが言う「私は文学を愛してる」という言葉にすべてが込められているような。
ページを開けば違う世界に行ける。映画や音楽でもそうですが、作品はやはり守られるべきで、価値は人によるけれども、大衆のものでありながら聖域でもあるようなものです。
それを冒涜した真犯人の罪は重く、糾弾したあの人物の気持ちもわからないではない。
極端ではあるけれど。
てっきりこれはダヴィンチ・コードのダン・ブラウン著作の映画化なのかなーと思ったら「インフェルノ」が翻訳される過程にインスパイアされて作られたとは!それもまた驚きです!