天国へ昇った盲腸

9人の翻訳家 囚われたベストセラーの天国へ昇った盲腸のレビュー・感想・評価

4.0
脚本、俳優、音楽、色合い、どの点においても素晴らしかった〜。特に、俳優のちょっとした顔色や表情をとらえて切り取ってアップにしてるのが良かった。
デンマーク語の翻訳家のお母さんの、「人生を見失った」っていう独白は、泣けた…。
ただし、
このご時世、インターネット環境無しで翻訳するのは無理and理不尽(インターネットで得られる情報量は、紙の資料とは比べ物にならないくらい多い)。
最後のシーンでマシンガンのようなスペイン語やマンダリンが出てきたけど翻訳家は必ずしも様々な言語を「話せる」わけではない。
そもそもこの映画に出てくる翻訳家全員が流暢にフランス語を「話している」けど、現実の翻訳家は必ずしも外国語を「話せる」わけではない。
翻訳家をテーマにした映画ならもうちょっと翻訳家の意見を取り入れてみて欲しかったかなー?