桜子

さくらの桜子のレビュー・感想・評価

さくら(2020年製作の映画)
2.5
随分前に小説で読んで感動した作品。
小説では優しさを感じた作品だったのに映画は重いし、しんどくて、しかも妹の行動にすごくムカついた。
小説でも美貴は読んでいて気分が悪くなったけれど、映画ではそれが倍増する。
とにかく映画の方は暖かい気持ちになれなかった。

妹美貴は長兄一(はじめ)のことが好きすぎて一の不幸を喜ぶ。
そんな彼女の笑顔が観ていてしんどかった。
美貴の喜び方は変態としか言えないレベル。
後味が悪い映画に感じた。
私はこの映画は好きにはなれない。

原作者の西加奈子さんは映画がどんな方向になろうと口を挟まない太っ腹な方だそうです。
桜子

桜子