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新妻下半身 わしづかみのseapony3000のレビュー・感想・評価

新妻下半身 わしづかみ(1991年製作の映画)
5.0
劇場タイトルは「新妻奴隷 強制愛撫」
学校行ってないけど一日中セーラー服の車椅子の娘と全裸に白衣の医者らしき父・佐野和宏。姉が欲しい娘のためにふたりでめぼしい女性を誘拐調教。父子の住まいが世田谷線宮の坂近辺、自宅の近所なので勝手に興奮。白いスプレー白いカーテンに白いゴム手袋。分娩台に拘束しての治療、夜のドライブでの緊縛、磨りガラスを隔てて飛び散る血。深夜に開かれる棺桶。感情を排した佐藤寿保の世界に痺れまくる。家庭教師の青年今泉さんにバトンタッチされ、ウェディングドレスに包帯。やっぱりラストは新宿のビル。あのビル群はジャンローランの浜辺の杭と同じなのかもしれない。撮影は河中金美。シネロマンはできれば音量をもう少し大きくしてほしい。ロビーの自販機の交換と常連の楽しいおしゃべりのノイズとの融合。決して嫌いではないですが。
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