鍋レモン

クロール ー凶暴領域ーの鍋レモンのレビュー・感想・評価

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)
3.5
⚪概要とあらすじ
最大級のハリケーンに見舞われたフロリダを舞台に、凶暴なワニの巣窟と化した家に閉じ込められた父娘の運命を描いたサバイバルスリラー。

大学競泳選手のヘイリーは、疎遠になっていた父が、巨大ハリケーンに襲われた故郷フロリダで連絡が取れなくなっていることを知る。父を捜しに実家へ向かったヘイリーは、地下室で重傷を負って気絶している父を発見。しかしその瞬間、背後から何者かに襲われ、地下室の奥へと引きずり込まれてしまう。浸水のタイムリミットが迫る中、大量発生したワニのテリトリーとなった思い出の我が家から、負傷した父とともに脱出を図るヘイリーだったが……。

⚪キャッチコピーとセリフ
“思い出の我が家はヤツらのテリトリー”

「最強捕食者なめんな」

⚪感想
サバイバルスリラー作品。

公開してた時普通にサメ映画だと勘違いしていた。今回録画しようか迷って調べて知った。

ワニ×ハリケーン×家族愛が分かりやすくシンプルで良かった。
主人公が大学の競泳選手的なこともあり、物語に上手く組み込まれていた。

内容はサメやヘビ、他のワニ映画と似た展開が多いが、CGも割とリアルでB級感は全くなかった。
動物がいるありがちな演出も良き。犬、猿、鳥いがち。

父親と娘がタフすぎてやばい。
出血多量で死んでると思う。

カヤ・スコデラリオ演じるヘイリー。
皮肉屋的でムスッとしたヘイリーのような女性主人公は珍しくて結構好きだった。
バリー・ペッパー演じるデイブ。
俳優さんの写真見たら全然顔や髪型が違っていてびっくり。今作の方が髭があって短髪で薄汚れていてイケおじな気がする。

捕食シーンはリアルなので観ているこっちがゾワゾワする。
痛そう。というか痛い。
グロい訳では無く痛々しい。

ご都合展開だが悪くない。楽しめた。



⚪以下ネタバレ



身長を測った線が映るのが切なさを感じられて上手いなと思ったら、水位が上がってきたことを示すためにまた映し出されて流石だった。

犬が死なないの好き。

普通屋根に登るのに何故かボート取りに行くという謎展開。ボート手に入れて数秒後波でひっくり返ってまた家に戻るの流石に笑ってしまう。そこ要らんでしょ。
ボートも乗っていた女の人は食われたのに主人公は大丈夫なんかい。

お父さんめちゃくちゃ襲われた末の肘からバキッはしんどい。

水泳、ハリケーン、疎遠になった父、ワニ、関係の修復、戦闘、救助。

⚪以下あらすじ(Wikipediaから引用)
大学生で競泳選手のヘイリー・ケラーは、フロリダ大学で開催された水泳大会に参加し、ベスト記録まで後もう一歩の好成績を収めるもスカラシップを逃す。そして帰宅時、姉のベスからカテゴリー5の巨大ハリケーンがフロリダ州に接近していること、そして父親のデイブと連絡が取れないとの一報が届いた。ヘイリーもデイブに電話をかけるが、やはり応答はない。デイブの安否が気になったヘイリーは、当局の避難勧告を無視してデイブの家へと向かった。離婚以来、デイブはコンドミニアムで一人暮らしをしていた。両親が離婚した原因の一つには、デイブがヘイリーの水泳の上達に熱を入れるあまり、夫婦関係を疎かにしたことがあった。そのため、ヘイリーはデイブと頻繁に連絡を取りつつも、自分を責め続けていたのである。デイブの家に着いたヘイリーだったが、そこには飼い犬のシュガーしかいなかった。ヘイリーはデイブがコーラル湖畔に向かったと考え、シュガーを連れて同地に行くことにした。その湖畔には、かつて一家が暮らしていた家があったのだ。

道路が冠水する中、ヘイリーとシュガーはやっとの思いでコーラル湖畔に辿り着いたが、そこにはデイブのトラックしかなかった。今は売り家となっている家の中を探している最中、ヘイリーはキッチンでデイブの電話を見つけ、更には床下から響く音を聞く。シュガーを残し地下室へ向かったヘイリーは父親を呼ぶが、返事はなく、点けられたままのラジオや工具などが散乱していた。ぬかるんだ地下室でついに見つけたデイブは意識を失って倒れており、更に肩には巨大な傷を負っていた。デイブをビニールシートに載せて引きずり、直ちに脱出しようとするヘイリー。しかし、出口まで来たところで突如巨大なアリゲーターが現れ襲ってきた。だが2人はすかさず、床下に無数にある配管でアリゲーターがその巨体故に自由自在には動けないことを利用し、かろうじて安全な場所へと避難することができた。だがヘイリーは安全圏の外に携帯電話を落としてしまったことに気付く。

床下には水が流れ込み、溺死の危険も迫ってきたため、ヘイリーはアリゲーターに気付かれないよう安全圏の外に出て携帯電話を手に取り助けを呼ぼうとするも、またしても背後から現れた2体目のアリゲーターに襲われ携帯電話も踏み潰されてしまう。負傷しながらもどうにか逃れたヘイリーは、デイブの助言で一階へ続くもう一つの通路である上げ蓋から脱出しようとするが、運悪くその上には物が置かれてあり開けられなかった。だが彼女は向かいのガソリンスタンドに火事場泥棒がいるのを見つけ、ヘイリーは助けを求めようとするが、ヘイリーの合図に気づいたのも束の間、泥棒たちはあっという間にアリゲーターに食い殺されてしまう。その後、生存者を探している2人の警察官がやって来たが、彼らもまたアリゲーターの餌食となってしまった。

絶望的な状況に追い込まれたヘイリーとデイブは、生き残るべく知恵を最大限に働かせ、一か八かの大勝負に打って出る。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。
鍋レモン

鍋レモン