台風15号、つづいた19号の被害に遭われ、まだ生活の基盤が元に戻らない方々がいらっしゃる…
私がこの作品を観たのは、そんな時期のことです。
軽々しく、ハリケーンの脅威であるとか、それに立ち向かう人の在り方を述べるのも気が引けるくらいで。
けれど、そんなことを言っていては、いつまで経ってもレビューは書けそうもありませんので。
父と娘
ちょっとしたボタンのかけ違いから、気持ちが離れてしまいかけている。
そんな二人のお話。
負けず嫌いだけれども、最近は今ひとつ、結果が出せずにいたクロールの選手、ヘイリー。
幼い頃から彼女に水泳を教え、導いてきた父とはあることから疎遠に。
大型のハリケーンが実家を直撃する、そして父と連絡が取れなくて。
ヘイリーは、父の元へと向かうのですが…
パニック映画として観て。
状況はだいたい先が読めるので、それほどの目新しさは感じなくて。
事前に、ワニに襲われるという情報は得ていたから、それもあまり驚かず。
ただ、やはり。
ワニの予想以上の素早さ、凶暴さには脅威を感じずにはいられませんでした。
そして。
困難な状況を切り抜けたキーワード。
私は最強捕獲者よ!
父に見出され、一度は否定し。
最終的には戻って。
さすれば、自ずと。
二人の関係性は。
息を飲む場面の連続。
それも、醍醐味なれど。
残るのは。
親子の絆。