ひろりこ

ウォルター少年と、夏の休日のひろりこのレビュー・感想・評価

4.0
鑑賞記録&感想
【初視聴】

☆ひとりの少年がふたりのおじいさんと出会い成長する、ひと夏の清々しい感動を呼ぶハートウォーミングストーリー🌈

〜あらすじ〜
1960年代初頭。14歳の少年ウォルター(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は夏休みの間、母の都合で大叔父ハブ(ロバート・デュヴァル)とガース(マイケル・ケイン)の老兄弟が住むテキサスの田舎に預けられる。兄弟は膨大なお金を隠し持っているらしく、それを目当てにやってくる人達をショットガンで驚かして追い払うことを楽しみにしているような変わり者でした。頑固で型破りな兄弟に唖然とするウォルターはある晩、屋根裏部屋で若い女性の古い写真を発見する。その写真には兄弟の過去が秘められていた…。

この作品、前情報もなく観たのですがなかなか良かったですね。
思えばオスメント君を見るのは「シックス・センス」「A.I.」以来です…
彼の訴えかけるように目に涙を溜めた顔を見ているだけでいつもグッときてしまう、そして今作も。
そして思ったのが、ティム・バートン監督の「ビッグ・フィッシュ」に何となく似ているところが…💭

ウォルターの母親の子供の気持ちを考えない身勝手ぶりにはちょっと激おこですね。それに振り回される子供はもっと可哀想だ😡

ワイルドで勇ましいお祖父ちゃんのロバート・デュヴァル(兄)と、ちょっと紳士的で大人しめなマイケル・ケイン(弟)の仲の良い、息の合った円熟の演技は流石の一言。
大金があることを知っていて次から次へと家にやって来るセールスマンを、ショットガン(2丁)で華麗に追い払うシーンや、いきがった若者達を返り討ちにするシーンは観ていて痛快爽快‼︎(๑˃̵ᴗ˂̵)

登場する行儀良く寄り添う5匹の可愛い🐶たちや🐖や🦁もエッセンスとしてこの作品をより温かいものにしていてほのぼのする。

ウォルターとこのふたりのお祖父ちゃんとのひと夏の出会いは、彼のその後の人生において欠けがいのないものになってゆく。

TURN BACK NOW!
【今すぐ引き返せ!】

失意の中、ウォルターが咄嗟にとった決断と勇気は紛れもなく正しかったのだ(涙)

原題「Secondhand Lions」:中古のライオン達
なるほど❕
ひろりこ

ひろりこ