本日の一本。ガワだけ見れば、おっ、SPY×FAMILYかな、と思うじゃん？ところがそうではない。
主人公JJことデイヴ・バウディスタがGotGのドラックスそのままCIAのスパイとして登場している。それっぽいではない。お前ドラックスだろ！とツッコミを入れたくなる。それでいいのかこの映画！と最初はかなり懐疑的になっていた。ところが段々考えがこう変わってくる。「あれ？もしかしてこの映画はドラックスのスピンオフなのでは？」と。
そう考えると、この作り手たちは賢い選択をしたのではないかと思い始めた。ともすればJJの動きやこのあとどういう展開になるかを微笑ましく、楽しく見守ることが出来るようになる。だから一つ一つの台詞回しや表情、演技がGotGを観ていたファンにはきっと微笑みが現れ、鑑賞後はきっと晴れやかな気持ちで見終われるのではないだろうか。
ちなみに最後の飛行場のバトルシーンはスパイコメディのジャンルを生かした本作イチの見どころとなっています。これだけでもこの映画がタダのバウディスタ映画ではないことの現れであり、れっきとしたスパイ映画として面白いオチがついた一本になっていますよ。
