ノルウェーのガイランデルの津波災害から3年後、生き残った地質学者のクリスチャン(クリストッフェル・ヨーネル)は家族と離れ、未だ3年前の津波災害のことに気持ちを奪われていた。ある日、トンネルの崩壊事故が起き、旧知の地質学者コンラッドが亡くなったことを知る。そして、クリスチャンのもとにコンラッドからの郵便物が届く。そこには首都オスロでの大地震の発生の危険性を示唆するデータであった。クリスチャンは地震の危険性の有無について調査を始める。
前作「THE WAVE/ザ・ウェイブ」の続きになっています。
津波から生き残った地質学者が大都市での地震の発生から生き残るために行動する作品となっており、小さい事故から大災害を予測するが信じてもらえず大災害が現実のものとなる、という災害映画のパターンにのっとったストーリーになっています。
主人公のクリスチャンが前作の津波で救えなかった命に対する自責の念に駆られているのですが、前半の家族のドラマの設定で利用しているだけで、尺稼ぎの感が否めませんでした。
そして、主人公が地震発生の危険性を訴えても予測する企業が相手にしないというパターンも変わりなく、例えば真面目に対応するけど予測を超える地震が来るみたいな変化が欲しいと思いました。
地震発生時の映像はなかなか良く出来ていて、地震による被害の大きさがよく出ていたと思います。そして、クリスチャンの家族が命がけのサバイバルを行うシーンはハラハラして良かったと思います。相変わらずの主人公に都合よく行き過ぎる感じはありますが、少し意外性もあって良かったと思います。
普通に面白かったと思います。
鑑賞日:2023年1月21日
鑑賞方法:BS/CS WOWOWプラス