ハレルヤ

THE QUAKE ザ・クエイクのハレルヤのレビュー・感想・評価

THE QUAKE ザ・クエイク(2018年製作の映画)
3.0
大津波による大災害を描いたノルウェー映画「ザ・ウェイブ」。その3年後に今度はノルウェーの首都オスロを前代未聞の大地震が襲う模様を描いたディザスター映画。

前作が予想よりは楽しめた作品。後で続編があった事を知り、こっちも一応見ておくか的なノリで鑑賞。

CGによるパニックシーンは秀逸。ドラマが果てしなく微妙だった前作に対し、本作はCGが相変わらず秀逸で、ドラマが壊滅的になってる。笑

主人公一家の行動がおかしすぎて無理矢理ピンチ作ってるとしか思えない。まず主人公よ。もうヤバいというタイミングでの避難にエレベーター使う?嫌な予感が見事に的中して、結果も散々な目に遭ってたし、娘は娘で自己中。

車で待ってろと言われてたのに、無視して行動しちゃうし。それで命の危機的状況乱発で足引っ張りまくり。ほぼ何ともなかった兄以外は自業自得としか思えませんでした。

ただし大規模な地震による災害シーンの作り込みは予想通りの迫力。エメリッヒの「2012」に負けないくらいの天変地異レベル。少なくともここは本作の最大の見所と言えるでしょう。

でもその一連のシーンで予算使いすぎたか、主人公たちの場面は崩れそうな高層ビルからの脱出だけに絞られていたのは残念。もっと崩壊した街からの脱出を期待してたのに、ほとんど限られた場所しかなかったのはシチュエーション的にかなり勿体ない。

そのパニックに至るまでも長かったし、自然災害の警鐘なのか、家族ドラマなのか、どっちを主題にしてるのかよく分からないし、どっちにしても内容が薄すぎる。一応最後まで見れる作りだったので点数はこの辺で。「津波」「地震」と来たら次は「火山噴火」?
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