このレビューはネタバレを含みます
これは…。この映画を見て、昔読んだ小説を思い出しました。
僕は何の努力をせずとも、生まれた時から家はお金持ちで恵まれた環境だったから、いつか交通事故なんかで理不尽に死ぬことがあっても仕方ないのかもしれない。
あやふやだけど(笑)、こんな感じの台詞。
生まれる環境は選べない。選べない環境によって、こんなにも差がついてしまうんだという事を再確認させられたような映画だった。
とはいえどこの家族、やっている事は最低なので騙されたパク一家、可哀想に…と思ったりもしたんだけど、解雇させた人たちのことを心配したり、昨日は冷静に話し合えなかったと反省して食事を届けようとする優しさが垣間見えるから憎みきれない。
ラストシーン、地下室に料理を先に持って行けたら結末は変わっただろうか
庭でのパーティーシーンで優雅だと呟いたギウ
自分の家族にとって決して良い存在ではないと知らずに愛する人を助けたダヘ。愛は身分をも超えたのに…
ラストシーンは色々と切ない…。
パク一家のその後、知りたいような。知らないほうが幸せなような。
けど、何より忘れられないシーンは圧巻のラストシーンに勝るギジョンの喫煙シーン
物理的にめちゃくちゃ汚いはずなのに、何故かお洒落なワンシーンに見えた。女優さんすごい!