このレビューはネタバレを含みます
今作が韓国映画初観賞です。
アカデミー賞作品賞に輝くような作品はあまり良い印象はないのですが、脚本賞は魅力的で同時受賞だし、韓国の映画がアカデミー賞とパルムドール賞どっちも取るなんてただ事ではないなと感じてはいたのですが、、やっと観ました。
観終わってみて、どちらもきっちり評価して良い選択をしたんだなと納得。
そしてやはり脚本勝ちですね!
タイトルからの発想も面白い!
現代の韓国にも、あんな世界がまだあったんですね、、。そこにまずカルチャーショックを受けました。
内容はもう今時では珍しく、風刺まみれでしたね。笑
特に北朝鮮へのブラックジョークはエグい!
もちろん日本に対してもあったと思いますが、、映画としての出来はかなり良いと思いましたので良い評価をつけます!
ハッピーエンドだったらもっと名作になれたみたいな感想がよくあるようですが、それは絶対にないかと、、。
あくまでも皮肉やら世界に対してのメッセージ性も込みでこそがこの作品の良さです。
自分的には、金持ち父さんが車の鍵を取る時に鼻をつまんだのは死体に対してのリアクションだと思うので、貧乏父さんは被害妄想で殺した様に思いました。
前に布石はいっぱいありましたけど、流石にえ?ってなりました、、。
あそこで最後の展開が変わるので、監督はオチはどうしてもあぁしたかったんだろうなと。
あと考えられるのは、自分の娘が出血で死にかけているのに気絶しただけの自分の子どもの事だけ考えやがって!とか?
それにしても金持ち母さん、、めちゃくちゃべっぴんさんやなぁ、、🥺
個人的には音楽がすごく良かったと思うので、作曲賞が取れていないのが可哀想かと思いました。