このレビューはネタバレを含みます
是枝作品の2作品と引き換えにプライムに来た(?)本作、やっと観られた
全てのモチーフに意味を持たせていたり(地下室が暗い緑色=寒色で生命感が薄い色、事件の日にギテクが顔を洗わずに出勤する、納骨堂でうるさい掃除機がかかっているなど)、登場人物の特徴も必ず複数回描写していて(前家政婦が桃アレルギーに苦しむ様子、キム一家の体臭、ボーイスカウトで得られる知識など)わかりやすくなっていたのに、それぞれの描写の所要時間は必要最小限だったのが最高にスマートだった
水に浸かった家でチュンスクの思い出のメダルを拾わせてギテクの明るい面にも光を当てたのも上手
観終わった後も高揚している映画は久しぶり、スコア5点じゃ足りない