このレビューはネタバレを含みます
とても面白かった、と言ってもいいものか。。。そら評価されるよなあと思わざるを得ないすごい作品。
においに言及することってとてもシビアなこと。
「なんか臭くない?」ということばの残酷さ。ものすごい侮辱というか、それだけで人を見下せて、すごい破壊力があるんよ。。
半地下に住む家族らが色々考えて(倫理的な善し悪しはおいておいて)、やっと4人が仕事を手に入れて喜んだのもつかの間、一瞬にして、足元崩される。
災害とか、被害に合うのは経済的に貧しい人たちなんよな。
砂の城を作るような、作っては流され作っては流され。
でも富裕層の人等の気楽なこと。
大雨降って生活もままならん人たちと、雨が降って空気がきれい〜〜って言ってパーティー開いちゃう人たちと。。。
そして、結局お父さんを助けるには金持ちになるしかない。。けどそんなことが簡単にできるのなら、この家族たちはこうなってないよね。。
絵空事でしかないのが悲しい。
もちろん可能性はゼロではないんやけども。。。
世の中って全然平等でない。ほんとうにこんな社会でいいのかな?
不平等さをくっきりと描いていた映画でした。