つき

パラサイト 半地下の家族のつきのレビュー・感想・評価

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
4.0
韓国では、半地下と呼ばれる貧困層向けの安い部屋がある。
そこは湿気もひどく、カビ臭い部屋だ。
そこに住む貧乏な4人家族は、ひょんな事からお金持ちの家庭教師の職にありつけ、人生を逆転させていく。

お金持ちの息子がインディアン好きというのは、貧乏な一家に住処を浸食されていく事を揶揄していたのだろう。
インディアンはアメリカの先住民族で、後から住み始めたアメリカ人に住処を奪われた。

またテントについて、「アメリカ製だから大丈夫よ」というセリフの意図は、アメリカ=お金持ち、という事を意味しており、富の象徴としてのアメリカも描かれていたと思う。

韓国は受験戦争が激しかったり、大卒でも職にありつくのが難しかったり、いろいろな問題を抱えている。

映画では韓国の問題を表現していて、非常に興味深かった。
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