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パラサイト 半地下の家族のkazu1961のレビュー・感想・評価

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
4.4
▪️Title :「パラサイト 半地下の家族」
Original Title :「Parasite: 기생충」
▪️Release Date:2019/12/27
▪️Production Country:韓国
🏆Main Awards : 第72回カンヌ国際映画祭パルムドール
▪️Appreciation Record :2019-341
▪️My Review
いゃあ面白い!!多くの人のレビューにもあるように傑作!!今年の正月作品は良作揃い「スターウォーズ」「ヒックとドラゴン」「この世界の片隅に」「男はつらいよ」等など。それらにひけをとらないメッセージ性の強い本作は絶品ですよね!!
鬼才ポン・ジュノが、 映画という現実と虚構の狭間にある”半地下“視点から描く、ユーモアと狂気たっぷりの皮肉を込めた最高傑作です!!
タイムリーに格差社会の闇に、スポットライトを当てる事で、家族という”共生“のメカニズムを浮かび上がらせています。本作は”寄生“と”共生“を解き、富裕層と貧困層の階級に対する怒りが込められた、普遍のテーマを扱った哲学的な作品ですね。
観終わった感想は、何がすごいものを観た。。という感じ。家2軒しか出てこない映画かと思わせて、最後には予想もつかないようなところまで連れて行ってくれました!!伏線の貼り方は秀逸!!大雨、階段、臭い。。。それぞれのメタファーが意味するところをしっかりと捕まえるとより面白味が増してきます。観た後に誰かと語り合いたくなる映画です。ネタバレ厳禁につき多くを語れないので、とにかく観てもらった方が良いですね!!
カンヌ国際映画祭では、審査員満場一致でパルムドールに輝いた本作。タランティーノ、ジャームッシュら名匠の話題作を抑え、韓国映画として初の同賞受賞という歴史的快挙を成し遂げたのも納得の作品です。
ユーモア・サスペンス・アクション。。。映画の全てが詰まった超一流エンターテインメント。ジャンルは絶えず変わり続けます。観終わった後も考えさせられ、ラスト・イメージが頭から離れない傑作になっています!!これぞ映画!!
ストーリーは、全員失業中。日の光も、電波も弱い“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。大学受験に失敗し続けている長男ギウは、ある理由からエリート大学生の友達に家庭教師の仕事を紹介されます。身分を偽り訪れた先は、IT企業を経営するパク社長一家が暮らす“高台の大豪邸”。思いもよらぬ高給の“就職先”を見つけたギウは、続けて美術家庭教師として妹ギジョンを紹介します。徐々に“パラサイト”していくキム一家。しかし、彼らが辿り着く先には、誰にも想像し得ない衝撃の光景が待ち構えていました―。ツイストを効かせながら猛烈に加速していく100%予測不能な展開。132分が一瞬に感じました。
貧しい一家の大黒柱ギテクを演じるのは、『殺人の追憶』をはじめポン・ジュノ監督と4度目のタッグを組む国際的名優ソン・ガンホ。変幻自在な圧巻の演技で、加速していく物語を牽引しています。共演には、『最後まで行く』イ・ソンギュン、『後宮の秘密』チョ・ヨジョン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』チェ・ウシクなど、個性豊かな実力派の面々が集結。
生活感溢れる半地下住宅、洗練されたモダンな豪邸、そして周囲の街並み…実在するかのような説得力を持ちながら、驚異的なスケール感がある空間は「道以外すべてセット」という大規模なオープンセットで撮影されました。ポン・ジュノ監督のこだわりが細部まで濃密に感じられる完璧な映像を堪能しました。
いやぁ傑作ですね!!オススメです!!

▪️Overview
「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」「スノーピアサー」の監督ポン・ジュノと主演ソン・ガンホが4度目のタッグを組み、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞した作品。キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。共演に「最後まで行く」のイ・ソンギュン、「後宮の秘密」のチョ・ヨジョン、「新感染 ファイナル・エクスプレス」のチェ・ウシク。(映画.com参照)
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