レビューや前評判でハードルを上げに上げて観に行きました。
確かに130分飽きずに見れたし、前半と後半で話しがガラリと変わる脚本で、色んな要素を分かりやすく盛り込んで さすがポンジュノ監督と思う。
が、前評判ほど胸には刺さらなかった。
やはり見終わった後味があまり良く無いからか。
同じ貧困や格差社会を扱った「カイジ」は大逆転のカタルシスが有るし、「ジョーカー」は徹底して悪を全面に出したエンターテイメントに仕上げている。
かたや この「パラサイト」は前半の明るさから一転 後半は気が落ち込む様な暗さになる。
それが良いのかも知れないし狙いなのかも知れないが、後味で言えば 私には良くなかった。
最後をもう一度 前半の明るい物、少しだけ希望の持てる物に変えて欲しかった。
それにしても最近はこの手の貧困物、格差社会物が量産されるしウケる。
世界的にも日本も社会問題として悩みのタネだ。
資本主義の限界がすでに来ている様だ。世界中の経済学者、誰でもいいので資本主義に代わる 格差が出来ない仕組みを発明して下さい。
