家族5人貧乏で、色々あるんだろうけど、意外と家族は仲良しで、一見「万引き家族」みたいな感じなのかと思ったら全く違いました(笑)
優しい友人が留学の間、自分が行っていた家庭教師のアルバイトをギウに変わってもらうことで、次々とキム一家が起業家の家とかかわりを持つことに。
そのまま乗っ取るのかと思ったら、とんでもないことが…
人の匂いって自分にはわからないもので、お金持ちの人間は特に父・ギテクの匂いには敏感だったけど、末っ子のダソンはさらに敏感で「みんな同じ匂いがするよ」って。
このまま、キム家族がパク社長宅での寄生生活を満喫できるのかと思ったら、とんでもないことが発覚。そこからそれまでのコメディな雰囲気から一変していくことに。
大雨、パク一家はギテクの誕生日のお祝いでキャンプへ出かけたので留守宅でキム家も家族で好き放題。しかし色々あって、パク社長たちも川の増水で結局帰ってくることに。
散らかした部屋を片付け、ジャージャー麺を作ったり、それぞれ大忙し。
そして、なんとかパク社長宅から脱出したキム・ギテク、ギウ、ギジョンだけど、大雨の中、自宅前の光景は増水で周辺は雨の浸水でとんでもない光景が。半地下の自宅は影響をもろ受けて最低限の荷物を持って学校の体育館へ避難。日本と同じような感じですね。
ギウは父・ギテクに「どんなプランがあるの？」という問いかけに「プランは…ノープランだ。プランを考えるとうまく行かない時にどうしようもなくなる、だけどノープランだったらそういことはない。プランを作らないことが一番のプランだ」と。
そして、パク社長からそれぞれに連絡が入り、翌日、昨日の大雨がまるでなかったかのような晴天の中、パク家の豪邸ではダソンの誕生日パーティーが盛大に行われる。
順調に進んでいるようなパーティだったが、それが惨劇に変わる。
惨劇の惨劇は、パク社長の何気ない仕草だった。
体臭に対して嫌悪感を丸出しにしたパク社長を見た瞬間、ギテクのストッパーが外れてしまったみたいだ。
パク社長を刺殺したギテクは姿を消す。
一体どこに行ったのか…
ギウは真実を確認するためにある場所へ。
韓国の富裕層とそうでない人達とのギャップ、たとえ才能があっても、それを活かす場所が今の韓国にはなかなかない、這い上がるチャンスもない。
ソン・ガンホの家族を思う父親役は本当にいつ見てもいいですね。
監督がネタバレをしないでほしいというので、これは是非実際劇場で観て欲しいですね。キム一家とパク社長一家が何がどうしてどうなるのかを。
