ジョーカーに通じるものがある作品。
まさに今問題になってる格差社会をリアルに描いてるだけじゃなくて何よりも、この映画にはわかりやすい悪が存在していない。だからこそ見終わった後のやるせなさ、、しばらく立ち直れない。
上流階級の家族にも愛があるし、半地下家族にも愛があるし、地下の二人にも確かな愛があって…単なる金持ちと貧困層の対立になっていない点が恐ろしい。。そこがジョーカーとは違うところかも。
大雨の中、3人が下へ下へ降りていくシーンに心を抉られた。
でも映像の構造的には秀逸だし、そこもジョーカーと通じてるなと。
この時代だからこそ生まれてしまった映画。