カンヌ国際映画祭パルムドール授賞
アカデミー賞作品賞ノミネート
の情報により非常に楽しみにしていた今作
観賞後
直ぐには咀嚼できず
確かに眼が離せずとんでも設定に連れて行かれるジェットコースター感と
既存のジャンルに捉え切れないストーリー展開には
グイグイと引き込まれたが
そんなに大絶賛するほど良いのか…
家族で調子に乗りすぎた自業自得では…
理解力の低い私にはそんな印象も受けたが
数日経っても各シーンが浮かびジワジワと沁みてくる感覚と
各キャラの実在感は名監督の手腕なのだろう
格差社会の目に見えない大きな壁が全編描かれ
どう足掻いても解消できない格差
思い描いた未来のビジョン(理想像・計画)とかけ離れた現実
一般市民は搾取され続け
雨水が流れる様に決まったルートで流され最下層に溜まるしかない
世界的に弱者(負け組)視点の作品が多く作られるのはいかがな物かとも思うが
コロナウィルスの猛威により
全く話題にもならなくなったカルロス・ゴーン
金さえあれば何でも許される現代
そりゃ鬱憤も下水まみれで溜まりまくり
トイレからも噴き出すよね…