これは傑作！
韓国映画の実力がついにアカデミー賞で証明されました！満席の大きなスクリーンの映画館でポン・ジュノ作品を、ソン・ガンホを堪能できることの幸せを噛みしめ鑑賞。
サスペンスのなかにコメディ要素もあり、先が読めないハラハラ展開、最後のたたみかけ！これぞ韓国映画という残虐性、暴力性もあり。もう何本も韓国映画を見てきたけど、まだこんなに驚かされるのかという嬉しい衝撃！
貧困や格差社会など闇の部分の描き方も見事。使うのを持て余しそうなほど広大な敷地の豪邸と、階段を下りた先にある主人公家族が住む半地下街との対比。
生活感の溢れた小汚い半地下街の描き方、素晴らしき。黄色い街頭が灯る路地裏なんて、韓国映画の路地裏ファンの血が騒ぐではないか！
セレブ夫婦の悪い人ではないけれど、溢れ出る上から目線の見方や、本質を見抜けない鈍感さ、いそうだよねーという絶妙なところを突いてる。イ・ソンギュンの2枚目キャラもまた意外！
この受賞をきっかけに、フィルマークスの外でも韓国映画の魅力を語り合える機会が増えればいいのになぁ。
